噂の『ストレス解消法100』、元ソースと見比べながら (8)
今回は67~76です。
100 Ways to Reduce Stress: Making the Balancing Act More Manageable
(PDFのアイコンを押すと項目が見れます)
- Management Strategies(経営・管理的な対策)
- 67、時間を管理する Manage time
- 68、タスクに優先順位をつける Prioritize tasks
- 69,誰かに仕事を任せる Delegate
- 70,予算に従う Make and follow a budget
- 71,問題を一つ解決する Problem solve one dilemma
- 72,部屋を片付ける Clean a room
- 73、クローゼットを整理する Organize a closet/cabinet
- 74、目標設定をする Set goals
- 75、やりたいことリストを作る Make a life list
- 76,成功した自分を想像する Use mental imagery of success
Management Strategies(経営・管理的な対策)
前回と変わって現実的、実践的な内容です。お金や仕事に関するストレスを減らすための行動と言えそうです。もちろん、日常生活の行動をやりやすくしたり変えて行くときにも役立ちます。
67、時間を管理する Manage time
図にあるように、時間の余裕が心の余裕を作ります。きっちり何時から~でなくても、朝にこれ、帰ってから寝るまでにこれをする、とかだけでも考えておくと毎日何もしなかったというのが避けられます。
メリット:タスクをこなしやすくなる
デメリット:特になし
お勧めする人:だらだらして後で後悔する人
お勧めしない人:自分にさえ縛られたくない人
68、タスクに優先順位をつける Prioritize tasks
ストレスを受けていると、普段よりも効率が落ちます。なおさら、どのタスクを優先するかは大事になってきます。よくある、緊急度と重要度の高低で4つに分ける表がありがたいものになります。「タスク 優先順位」で検索すると表の説明とどのようにこなすとよいか解説が見つかります。緊急度は低いけど重要なことは忘れたり後回しにされやすいので、それぞれ期限を決めておくとよいと言われていますね。
表に書きだして俯瞰して見るだけでも、頭の中だけでやるよりすっきりすると思います。
メリット:タスクの見落としや失敗が減る、進行度が分かりやすくなる
デメリット:特に思いつかない
お勧めする人:複数のタスクを進めている人
お勧めしない人:特になし
69,誰かに仕事を任せる Delegate
delegateは委任する・委託するという意味です。68でタスクを俯瞰して、自分でなくてもよいことは誰かに頼みましょう。全部自分でやろうとして必要なタスクを完了できなくなるほうが後に響くと思います。
人に頼りっぱなしになるのと、仕事を任せるのは違います。上手にバランスをとってほどよく人に頼めるように在りたいものです。
メリット:一人で抱え込まなくていい。効率アップ。
デメリット:特になし
お勧めする人:抱え込みがちな人
お勧めしない人:頼りっぱなしだとすでに指摘されてるような人
70,予算に従う Make and follow a budget
散財して後悔する人は、まず予算を決めるようにするといいと思います。厳しく貯金したいときや、預貯金が少ない時は、ちょっとでもオーバーしたら手を出さないくらいでいいのかもしれません。
個人的にいいなとおもったのは、動画のコメントか何かで見た、「一括払いじゃ無理だなと思ったらやめる」というものです。緊急性の高いもの以外はもうそれでいいよね!と思いました。あとリボ払いは絶対にやめろとだけは思います。存在意義が分からねえよとツイートしたら「それが分からない人からカード会社が搾取するためにあるんだよ」みたいなリプライをもらいました。私もそう思います。
メリット:散財や予算オーバーを防ぐ
デメリット:急に値段が変わったら悩むね
お勧めする人:散財する人
お勧めしない人:特になし
71,問題を一つ解決する Problem solve one dilemma
簡単なことでいいので、まず一つタスクを実行しましょう。軽いものでも肩の荷が一つ降りると楽になります。少しずつ減らしていくといいですね。
悩んでいると気づかないけどやってみると意外とスムーズにできたということもあります。
メリット:確実に肩の荷が下りる
デメリット:特になし
お勧めする人:抱え込みがちな人
お勧めしない人:特になし
72,部屋を片付ける Clean a room
部屋の状態は心のあらわれとも言います。片づけの作業の中で落ち着くことあるでしょうし、ごみや使わないものを処分する中で自分の価値観や今していること、やりたいことが見えてくることもあります。
厳密な断捨離や大規模な片づけは逆に落ち着いている時がいいと個人的には思っています。私はややショックな出来事があったすぐに断捨離を行ってしまい、あとで必要になるとほぼ確定している本までも一気に手放してしまって、別に資料を探し直したり仕方なくアバウトに書いたりしました。
メリット:落ち着く、片付くと行動効率がアップ
デメリット:テスト前の学生(逃避)にならないようにしたいですね
お勧めする人:部屋が散らかりやすい人
お勧めしない人:汚部屋(おべや)レベルの人はむしろ片付けがタスクでは。
73、クローゼットを整理する Organize a closet/cabinet
72の部屋と同様、今の自分に合わない服は手放して、残った服を使いやすく整頓しておきたいですね。
痩せてた頃の服は痩せても似合わないので素直に痩せてから改めて似合う服を着たほうが素敵です。以前とは自分も服もシルエットが違うから。逆にまた太ったらどうしよう!と思って太い頃の服をたくさん取っておくのはやめておいたほうがいいですよ。
メリット:自分の状態を再確認できる、要らない服を手放せる
デメリット:特になし
お勧めする人:着ていない服がある人、どんな服を持っているか把握してない人
お勧めしない人:特になし
74、目標設定をする Set goals
目的地を決めずに歩くのが難しいように、目標が何もないと何をしていいか分からなくてストレスになります。何もしない日があること自体はわるい事ではないですし、逆に意図的に何もしない日を設けるストレス解消法もありますが、何をしていいのか分からない状態とは違います。
長期目標がなくても、まずは今日これをしよう、という目標があると少し楽になります。
メリット:生活に張りが出る
デメリット:時には難しいかも。
お勧めする人:一日を無駄だと感じてしまう人
お勧めしない人:既に明確な目標があってブレない人
75、やりたいことリストを作る Make a life list
単なる夢から現実的な目標まで、やりたいことのリストを作ると自分のしたい事や好きなことが分かってきます。リストの中から74番の目標を選ぶのもいいと思います。
メリット:後悔が減る、自分のしたいことが可視化する
デメリット:特に思いつかない
お勧めする人:自分が何をしているのかぼやけている人
お勧めしない人:特になし
76,成功した自分を想像する Use mental imagery of success
半分くらいアファメーション(16,20)と被ってる気がしますが気にしないことにします。分類的に、社会的・経済的に成功している自分を想像するのでしょうね。
メリット:脳に内容をすり込んで意識を変えられる
デメリット:人によっては弱気になるかも
お勧めする人:前向きな想像をしても落ち込まない人
お勧めしない人:後で今の自分とのギャップに落ち込んじゃう人
次回はRelational Strategies(人間関係の対策・人とのかかわりを見つめ直そう)で
77~89です。