ひとみは道をつなぎたい

まったり生きるために調べた&行動したりしなかったりする記録

噂の『ストレス解消法100』、元ソースと見比べながら (1)

  数日前にバズった、アメリカカウンセリング学会推奨のストレス解消法

参考:

togetter.com

 

 これにあげられている行動についてもう少し説明と個人的なレビューをして行こうと思います。専門や英語に詳しい人から見たら穴があるかもしれないということだけご容赦ください。

 

 元ソース(英語)

100 Ways to Reduce Stress: Making the Balancing Act More Manageable

を確認しながらやっていきたいと思います。

 

元ソースを覗いてみよう

 PDFを見ると全項目が分かりますし、実はいくつかに分かれています。

順に

・Environmental Strategies 

・Cognitive Strategies 

・Creative Strategies 

・Physical Strategies 

・Humorous Strategies

・Spiritual Strategies

・Management Strategies 

・Relational Strategies

・Outdoor Strategies 

 

 9つの分類があります。

 英語を並べるとそれだけでしんどいという人もいると思いますが、下のように各項目ごとに進めてくときには日本語のタイトルをつけますので「へー、何か分類があるんだ」だけでOKです。

 

おかれている環境への対策

 前文をかっ飛ばして、さっそく中身に入っていきましょう。

 上の分類でいうとEnvironmental Strategiesという所です。1から12までが該当します。Environmental(環境の)というと環境問題などの「環境」を思い浮かべがちですが、周囲とか影響を及ぼす環境(家庭環境とか労働環境など)の意味があります。

 

 Strategyは一部ジャンルのゲーマーには馴染みがあるかもしれないですね。戦略とか戦術という意味で見かけます。策略とか対策という意味もあります。

 

 今回の場合は、自分の周囲の環境を変える、くらいの意味だと思います。自分の手の届く範囲の空間に何か変化をくわえるといった感じでしょうか。

 

1,今を楽しむ Enjoy being

 これはあまり説明要らないと思います。今置かれている状況を楽しむ。

 個人的には、こうした100選の一番最初に置くにはちょっと抽象的で難易度が高いと思います。楽しめねえから困ってるんだよ!って言われたらどうするんでしょうか。

 

 メリット:効果は高い

 デメリット:抽象的すぎる。何もしていない状態で、具体的な原因が分かっている不安や悩みがある人には難しいと思う。

 お勧めする人:趣味とか作業に関してやっている間ということなら

 お勧めしない人:何かしてても不安が襲ってくる人には他の項目を試してほしい。

 

 

2,アロマキャンドル Light a scented candle

 scentedは良い匂いのするという意味です。これも単にキャンドルをともすというだけなので説明しません。

 

 メリット:明かりで和む

 デメリット:場合によっては使えない

 お勧めする人:

 お勧めしない人:動物を飼っているとか扱うから特定の物質が付くと困る人、匂いをかぎ分ける仕事の人などで一定のにおいに慣れないほうがいい人、匂いの強いものが好きではない人

 個人的感想:高校生か大学生の頃にキャンドルをもらったので一時期使ってました。自分は匂いがするものが苦手だなと思い知りました。

 

 

3,アロマセラピー Try aromatherapy

 詳しくないので、

「いや、これ2番とまとめて『香りを楽しむ』とかで良くないか?」って思います。

なので省略します。アロマセラピーは日本語で芳香療法という表記もあるんだと辞書を引いて知りました。

 

 

4,パンやクッキーを焼く Bake bread or cookies

 これも、内容の説明は要らないですね。

 

 混ぜたり捏ねたり作業に集中することで落ち着きますし、出来上がったパンやクッキーを味わって食べることで感性が回復しますね。誰かと食べたりプレゼントすることもできますね。

 

 メリット:作業で落ち着く

 デメリット:糖質制限をしている人やアレルギーなどは材料やレシピの入手難易度が上がる

 お勧めする人:お菓子作りが好きな人、手作業が好きな人

 お勧めしない人:大雑把過ぎる人、台所が酷く汚れてる人、手が荒れてる人、出来上がったものを消費する当てがない人

 個人的感想:一時期ホットケーキを焼くのが好きでした。焼き溜めておいて少しずつ食べるのが好きだったのですが、予想通りお腹周りが大きくなります。個人的には毎週とかにするよりたまーに焼くほうが気分転換には向いていると思います。

 

5,間接照明で癒しを Adjust lighting

 表では間接照明と具体的ですが、adjustは調節・調整の意味です。高さが変えられる机とかの「アジャスト」ですね。

 なので、おそらく元の項目は「光量を調節する」というものだったと考えられます。

 

 日本では光量が大きい電灯を使って直接照らしているので、電灯自体の明るさの調節を別にすると、光を減らそうと思うと数を減らすか間接照明というイメージがありますね。

 間接照明は英語ではindirect lightingというようです。


 先日のヒュッゲな本のときも書きましたが、寝る直前まで眩しいと眠りにくいです。直接照明でも手元だけ照らすとか工夫して眩しさを減らしていきたいですね。

 

 メリット:夜に気を付けると睡眠の質が変わる。人によっては電気代が変わるかも。

 デメリット:慣れるまでは間接照明は暗いかも

 お勧めする人:過敏症ほどではないが強い光が苦手な人、部屋の雰囲気を大きく変えたい人

 お勧めしない人:電灯や光量にものすごくこだわりがある人

 個人的感想:間接照明とは言えませんが、朝と夜は電気スタンドの位置や向きで照らす場所を調節しています。6時に起きたい人が4時半に眩しくされたら困りますよね。

 

6,家庭菜園 Plant flowers

 花とあるので元は花壇を想定してたかもしれません。それはともかく、小さなプランターに葉物野菜や花を育てるのも気分転換にはよく挙げられますね。これもお菓子作りと同じく手作業をもくもくとやれるのでひたすら花や野菜に向き合って穏やかになれると思います。

 

 メリット:育てるものによっては実利がある。植物を見ると安らぐ

 デメリット:相手もいきものなので、ちゃんと向き合わないと素直に枯れる。

 お勧めする人:世話をするのが好きな人、調べたりするのが好きな人

 お勧めしない人:三日坊主(育ててることを忘れちゃう人)、虫が苦手な人、怪我(傷口)が多い人

 個人的感想:気分転換ではなく趣味に昇華した場合には趣味の園芸やさいの時間をお勧めする。なお私は枯らすタイプなので親の畑に頼まれたものを収穫するだけでいっぱいいっぱいです。

 

7,自分自身に花束を買う Buy a bouquet for yourself

  恥ずかしい人はちっちゃなブーケから始めるのです。

 プレゼントだとか言って包装もしてもらうとドキドキできます。

 

 メリット:非日常感と謎のドキドキが楽しめる

 デメリット:ピンとこない人にはほんとに何にも感じないかも。

 お勧めする人:人に花を贈ったり送られたりする機会がない・少ない人

 お勧めしない人:花が好きでない人

 個人的感想:アルバイト時代に店員として花束やアレンジを作るほうは経験しています。練習を兼ねて自分で何回か作って部屋や玄関に置いてたりしましたが完全に自分のための花束というのは想像もつかないです。心臓が出そうになるのでは?(チキン過ぎ)

 

8,好きなものを集める Create a collection of things you love

 これはちょっと悩みますね。

 

・好きなもののコレクションを作る(図のように何か特定のコレクションをもつ)

・「私の好きなもの」というコレクション(好きなものを挙げたリストとか、実際に集めて飾るコーナーとか)をつくる

 

どっちの意味なのか判断するには私の力は不足しています。

 

 どちらにしても、好きなものに囲まれるとか、身近に好きなものを置いておくというのは、気分が沈むのを和らげてくれそうですね。

 

 メリット:楽しい

 デメリット:場所や管理の必要性

 お勧めする人:長く過ごす場所に好きなものや見たら心落ち着くものを置いてない人

 お勧めしない人:置くスペースがない人、ものを増やしたり置きたくないことの方が心の重要度が大きい人

 

 

9,バードウォッチング Put up a birdfeeder and watch it

 細かく意味をとると、鳥の餌箱を設置して観察する、となります。身近に餌を置くのは難しいことも多いと思うので、観察に出るほうが実現しやすいですね。

 

 バードウォッチングでfeedしてはいけないということは忘れてはいけないですよ。

 

 メリット:小鳥に癒される、観察に行く場合は軽い運動にもなる

 デメリット:意図しない鳥が来ると迷惑をかける。

 お勧めする人:

 お勧めしない人:餌箱は日本(都会とか街中)では基本的にお勧めしない。

 

10,ひなたぼっこで読書 Read in the sunshine

 日向で読書。説明不要ですね。小さい頃縁側で本を読むのが好きでした。

 

 メリット:日光に当たれる。明るいところで本を読める。まったりする。

 デメリット:まったりしすぎて寝る。日に焼ける

 お勧めする人:日に当たる機会が少なすぎる人、時間がない人

 お勧めしない人:人というかこういう時には難しい内容より小説やゆるい内容の本がいいと思います。

 

11,ホットやアイスの飲み物 Sip a hot drink/ iced drink

 sipは少しずつ飲む、ちびちび飲む、啜る事です。なので、ひと息に飲まずに、じっくり味わって飲んでください、ということでしょうか。

 

 メリット:ゆったりできる。

 デメリット:時間がたつと冷める/温くなる

 お勧めする人:ゆっくり味わいたい人

 お勧めしない人:キンキンに冷えたor湯気が出てくるくらいあったまったものしか食べたくない人

 個人的感想:効果は大きいと思います。ぼーっとしてもいいし、ゆったりした旅番組とか日常物のゆるいアニメとか見ながらちょこちょこ飲むのはお勧めです。ARIA見ながらふわふわのカフェラテとか生クリーム乗せココアとか(いろんな理由で前者ができないので出来る人はじっくり味わっていってください)。

 とにかく作業とか動きがあることを組み合わせないほうがいいと思いました。

 

12,本と毛布のセット Snuggle under a blanket with a book

 細かくすると、本を持って毛布に寄り添う、みたいな意味になります。snuggleがすり寄る、寄りそうという意味です。

 つまりは毛布にくるまって本を読む、というわけですね。これ10番の日向で本を読むの亜種じゃね?という気持ちになります。これも寝そうですね。こっちはあえて難しい本にチャレンジするときでもいいかもしれません。だめだったら寝ればいいので。(いいの?)

 個人的にはこれも経験がないです。

 

 メリット:毛布が心地よい。

 デメリット:ねる

 お勧めする人:毛布が好きな人

 お勧めしない人:毛布とか特に好きじゃない人、読書なら読書に集中したい人



 

 まず一つ目の分類についてみてきました。訳に自信がなくなってきました。ミラクルな意訳が出来なくてもとりあえず意味は通るレベルにはなりますし、今回なら中の12の項目が大丈夫ならそれでいいんだと開き直ります。

 

 

 今回はここまで。

 明日は次の13~21番(Cognitive Strategies)の予定です。